譜読みがはかどる!
デジタルツールの活用法
楽譜と向き合う時間は、音大生にとって毎日のように続く大切な時間です。けれども、紙の楽譜ではページが多くて持ち運びが大変だったり、書き込みが消せなかったりと、ちょっとした不便を感じることもあります。そんなときに頼れるのが、iPadを使ったデジタル譜面の管理です。
代表的なアプリには「forScore」や「piaScore」などがあります。どちらもPDF形式の楽譜を読み込んで使うことができ、Apple Pencilで直接書き込みが可能です。音符の上に運指やアーティキュレーションを書いたり、練習中に思いついたことをすぐメモしたりと、紙の楽譜と同じように—and 時にはそれ以上に—自在に扱うことができます。
一方で、レッスンを受けるときは紙の楽譜が便利なこともあります。先生がその場で書き込みを加えたり、自分が指示を書きとめたりする場合、紙のほうがやり取りがスムーズです。先生によっては「紙のほうがいい」と感じる方も少なくありません。
デジタルには整理や検索、持ち運びのしやすさといった利点があり、紙には即時性や直感的な使いやすさがあります。どちらが優れているというより、その時々の目的に合わせて最適な方法を選ぶのがいちばんです。譜読みや練習ではデジタル、レッスンや本番準備では紙、と使い分けてみるのもおすすめです。
ツールはあくまで自分の音楽づくりを支えるもの。便利さを取り入れつつ、自分にとっていちばん自然に使えるスタイルを見つけていきましょう。