音大生応援団長の進路指導
連載94

2025年に向けて

年の瀬ですね。この原稿が公開されるのはクリスマス。2024年も残すところ一週間です。あのミレニアムといわれた2000年のお正月から25年、四半世紀も経つとは驚くばかり。日ごろ接している大学生の多くがまだお生まれになっていなかったと思うと、何か不思議な気がします。

私は2000年1月1日を鮮明に記憶しています。当時、「コンピュータ2000年問題」といって、2000年になった瞬間にコンピュータが誤作動を起こすと恐れられていたのです。そのため12月31日から年が明けるまでの間、不測の事態に備えて銀行の支店で待機することになりました。何も起こらず、安堵したものですが、あれから25年、年を取るはずです。
さて、みなさんにとって2024年はどんな年だったでしょうか。いいこともあれば、悪いこともあったと思います。1年の目標を立てていた人は、達成具合はいかがですか?

目標達成 以前お伝えしたかもしれませんが、私は大学の仕事の他、出版、健康、資産作りで目標を立てています。出版は1冊出したかったのですが、できませんでした。健康面では一日平均8,000歩を歩くのが目標でしたが、軽度の膝関節炎を患い、大幅未達となりました。ただ毎日行う踵落とし30回×2セット、スクワット15回×2セットは達成することができました。禁酒目標は毎年ながら大幅未達(笑) 資産作りは株価上昇でこちらも達成です。あと今年の大きな出来事としては、4月に名古屋芸術大学芸術学部音楽領域の大学と大学院の責任者になったことです。昨年までは名古屋滞在はホテルでしたが、そうはいかなくなり、大学の近くにアパートを借りて住むようになりました。来年は65歳になり、分類上は「高齢者」となるわけですが、もうしばらく現役を続行することになりそうです。新年にはまた1年の目標を立てて、新たなスタートを切りたいと思います。

みなさんもこの1年を振り返り、2025年をさらなる飛躍の年にしてください。よいお年を!!!

2025年をさらなる飛躍

音大生の応援団長、大内孝夫 profile

音大生の応援団長、大内孝夫 元メガバンク支店長(慶応義塾大学経済学部卒)。
音大に転職し、音大生のすばらしさに感動!『「音大卒」は武器になる』を執筆、ベストセラーに。企業就職のみならず、演奏家、音楽教室などを志すすべての音大生にエールを送る。2020年より名古屋芸術大学教授、全日本ピアノ指導者協会キャリア支援室長。他の著作として『「音大卒」の戦い方』(ヤマハミュージックメディア)、『大学就職課発!! 目からウロコの就活術』『「音楽教室の経営」塾』①、②巻(ともに音楽之友社)、『そうだ!音楽教室に行こう』(音楽之友社)など。

音大生の応援団長、大内孝夫さんにお聞きしたいことなどありましたら、こちらからお問い合わせください>>>

次回の掲載は2025年1月10日ごろを予定しております! ぜひお楽しみに!

バックナンバー