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ヴァイオリニストの諏訪内晶子が2019年9月13日、芸術監督を務める『国際音楽祭 NIPPON 2020』の記者会見を東京・帝国ホテルで行った。東京、名古屋、釜石で、2月14日から3月15日まで開かれる音楽祭は、今年で6度目。恒例となっているオーケストラとの共演のほか、来年生誕250年を迎えるベートーヴェンにちなんだプログラムも準備。初開催される『室内楽プロジェクト』では、諏訪内が盟友らと共にブラームスの『ピアノ三重奏第3番』、ドヴォルザークの『ピアノ五重奏第2番』などの難曲に取り組む。

3会場で7つの企画、11公演を行うビックプロジェクト。幕開けの2月14日は東京オペラシティコンサートホールで、諏訪内が10年来共演しているピアニストのニコラ・アンゲリッシュと『オール・ベートーヴェン・プログラム』と題したプログラムで『ヴァイオリンソナタ・第5番「春」』など3曲を演奏する。

東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルで3月8日に開く『ベートーヴェン室内楽マラソンコンサート』では、国内外で活躍する演奏家たちが、二重奏曲「2つのオブリガート眼鏡付き」など演奏される機会が少ない曲を披露する予定。

オーケストラとのステージは3月10日にサントリーホールで開催。諏訪内が15年来共演しているジャナンドレア・ノセダの指揮で、過去2回共演している『ワシントン・ナショナル交響楽団』と共に、チャイコフスキーの『ヴァイオリン協奏曲』とドヴォルザークの『交響曲第9番「新世界より」』などを演奏する。

さらに、今回初の試みとして取り組むのは3月11・13日に紀尾井ホールで行う『室内楽プロジェクト』だ。ブラームスの『ピアノ三重奏第3番』とドヴォルザークの『ピアノ五重奏第2番』などの難曲を、どのように表現するのか注目される。また13日は川上統による『甲殻』が諏訪内のため新構成され、世界初演される。

3月7日に徳川美術館の講堂、同日夜にはトヨタ産業技術記念館のエントランス・ロビーでミュージアムコンサートも展開。徳川美術館内ではヴァイオリンとチェロのデュオ。トヨタ産業技術記念館内では、チャイコフスキーの弦楽六重奏『フィレンツェの思い出』を演奏予定。

第56回ブザンソン国際若手指揮者コンクールにて、沖澤のどかさん(32)が優勝した。同コンクールでの日本人の優勝は1959年の小澤征爾さん以来10人目となり、「観客賞」と「オーケストラ賞」も総なめにするなど、世界にその実力を見せつけた。

沖澤さんは青森県三沢市出身。東京藝術大学音楽学部指揮科を首席で卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞し、新卒業生紹介演奏会に出演。同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。現在、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンの修士課程オーケストラ指揮専攻に在学中。第18回東京国際音楽コンクール〈指揮〉で第1位ならびに特別賞、齋藤秀雄賞を受賞。第7回ルーマニア国際指揮者コンクールで第3位を受賞。第1回ニースオペラ指揮コンクールのセミファイナリスト。2011~12年には、オーケストラ・アンサンブル金沢の指揮研究員を務めた。

2012年、東京都交響楽団定期演奏会《日本管弦楽の名曲とその源流-15(プロデュース:一柳慧)》で、ジョン・ケージ作曲『エトセトラ2』を4人の指揮者のうち1人として指揮し、デビューを飾る。

2015年、フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ基金の奨学生に選ばれ、ライプツィヒでクルト・マズアの指導を受け、演奏会に出演した他、ドイツ各都市で3週間の研鑽を積む。2016年、IMPULS国際現代音楽祭でティトゥス・エンゲルによる指揮のマスタークラスを受講し、ツァフラーン・アンサンブルを指揮、次期音楽祭へも招待された。同年、ロンドン王立音楽院とハンス・アイスラー音楽大学ベルリン合同の現代音楽講習会および演奏会に出演し、シアン・エドワーズの指導を受ける。2017年、300人以上の応募者から20人のうち1人に選ばれ、ダニエレ・ガッティとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるマスタークラスを聴講した。2019年東京・春・音楽祭リッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミーin Tokyo」で4人の受講生の一人として選ばれた。

「東京・春・音楽祭2019」で開催した主な公演の動画配信が、東京春祭公式サイトにてスタートした。今年の東京・春・音楽祭の熱気と感動をパソコン、タブレット、スマートフォンなどで楽しむことができる。

今年15周年を迎えた『東京・春・音楽祭2019』は、過去最大規模の208公演を実施し、52,081名の来場者を集めた。その多彩な公演の中から、バイロイト音楽祭提携「東京春祭 for Kids 子どものためのワーグナー『さまよえるオランダ人』」や「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽~ピアノ四重奏の夕べ――マーラー、シューマン、ブラームス」 などの目玉公演をはじめ50公演以上を配信予定。

2020年は3月中旬より、リッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」、NHK交響楽団との「東京春祭ワーグナー・シリーズ」、東京都交響楽団との「東京春祭 合唱の芸術シリーズ」に加えて、読売日本交響楽団とのイタリア・オペラの新シリーズ、東京春祭チェンバー・オーケストラや様々な歌曲・室内楽の演奏会などを開催予定。概要は、2019年10月頃に発表される。

『東京・春・音楽祭2019』 オンデマンド配信

※一部公演を除く/配信はプログラムの一部に限られている公演があります/都合により配信を中止する場合もございます

配信期間 2019年7月26日(金)~10月25日(金)
配信サイト 東京・春・音楽祭公式サイト:http://www.tokyo-harusai.com/news/movie.html
予定される主な配信内容 「La Femme C’est Moi~クールマン、愛を歌う」 「The 15th Anniversary Gala Concert」
「東京春祭 合唱の芸術シリーズ vol.6 シェーンベルク『グレの歌』」
「東京春祭チェンバー・オーケストラ~トップ奏者と煌めく才能が贈る極上のアンサンブル」
「ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽~ピアノ四重奏の夕べ――マーラー、シューマン、ブラームス」
「東京春祭 for Kids 子どものためのワーグナー『さまよえるオランダ人』(バイロイト音楽祭提携公演)」
「ミュージアム・コンサート(国立科学博物館/東京国立博物館/東京都美術館/国立西洋美術館/上野の森美術館)」
他、50公演以上を順次配信(2019/7/26(金)現在)

欧米を中心に活躍する若手指揮者、原田慶太楼が2020/21シーズンからアメリカ・ジョージア州を本拠とするサヴァンナ・フィルハーモニックの音楽監督兼芸術監督に就任することが発表された。

原田は1985年生まれの34歳。17歳で単身渡米してアメリカを中心に研鑽を積み、2010年にはタングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞を受賞。シンシナティ交響楽団およびシンシナティ・ポップス・オーケストラでアシスタント・コンダクターを4年間務めた。今年8月初旬には「フェスタサマーミューザKAWASAKI」でのN響との初共演が話題を呼ぶなど、国内主要オーケストラとの共演も多い。オペラの分野では《ドン・パスクワーレ》《連隊の娘》《トスカ》などの作品を手がけ、昨年はブルガリア国立歌劇場の来日公演《カルメン》でタクトを執り、高い評価を受けた。20年1月にはノースカロライナ・オペラ《道化師》にも登場予定。

Savannah Philharmonic Orchestra (サヴァンナ・フィルハーモニック)
https://savannahphilharmonic.org/

東京・春・音楽祭実行委員会(実行委員長:鈴木幸一)は、東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPONフェスティバル」の共催プログラムとして、2020年6月に「東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020」(主催:東京・春・音楽祭実行委員会/共催:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)を実施することを決定した。

「東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020」でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮を務めるのはグスターボ・ドゥダメル。公演は、東京文化会館大ホール(2020年6月24日~26日)と、都内野外会場(6月27日)で開催される(荒天の場合は28日に順延)。予定曲目は下記公演情報を参照のこと。その他詳細は、2019年11月下旬に発表される。

東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020
配信期間 ① 2020年6月24日(水)【プログラムA】、6月25日(木)【プログラムB】、6月26日(金)【プログラムC】
② 2020年6月27日(土)【調整中】※荒天の場合は28日(日)に順延。
会場 ① 東京文化会館大ホール ② 野外会場(都内)
出演 グスターボ・ドゥダメル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)/他
予定曲目 【プログラムA】東京2020大会のためのスペシャル・プログラム
【プログラムB】マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 《復活》
【プログラムC】ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125 《合唱付き》
主催 東京・春・音楽祭実行委員会
共催 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

ピアニストの反田恭平が、2019年7月10日(水)、クラシック音楽の新レーベル「NOVA Record」の設立を発表した。各種音源や映像の企画・制作・販売・配信を、反田自身のプロデュース・総指揮によりおこない、運営は株式会社NEXUSと、株式会社イープラスの共同事業。

オープニングは、ミニアルバム全10種のリリース(2019年7月24日)から。
反田がプロデュースするMLMナショナル管弦楽団のメンバーである10名のアーティスト<岡本誠司、大江馨、桐原宗生(以上ヴァイオリン)/森田啓佑、水野優也(以上チェロ)/大槻健 (コントラバス)/八木瑛子(フルート)/荒木奏美(オーボエ)/庄司雄大(ホルン)/皆神陽太(ファゴット)>の紹介を目的として制作される。

CDはMLMナショナル管弦楽団の演奏会場のみでの限定販売。
また、「反田恭平with MLMナショナル管弦楽団」演奏会(2019年7月26日・サントリーホール)のライブ収録音源を、2019年8月上旬にインターネットで配信する。

ラテン語で「新しい」を意味する“NOVA”を称する反田の新レーベルは、ピアニスト個人が自身のレーベルを立ち上げるという新しい試み。2016年にピアニストとしてデビュー以来、常に注目を集めてきた反田の新たな挑戦に、クラシック音楽界の注目が集まっている。

応募期間 2019年2月1日(金)~4月26日(金)必着
主催 茨城県・(公財)いばらき文化振興財団
協賛 (公財)常陽藝文センター
後援 茨城県音楽大学同窓会連盟
会場 茨城県立県民文化センター・大ホール
公開オーディション
日程 2019年6月23日(日)
部門 ピアノ、声楽、管楽器、弦楽器、打楽器、箏・尺八・三味線音楽(長唄、常磐津、清元等)・能
応募資格 原則として、茨城県在住者、出身者、在勤者又は就職予定者で、次の(1)(2)のいずれかに該当するものとし過去において「本演奏会」に出場したものは除く。
(1)専門学校、短大、大学の2019年3月卒業又は終了予定者。ただし、学校は音楽専攻に限らない。
(2)2019年4月1日現在、満18歳から30歳までの社会人。(大学院在籍者を含む)
演奏曲目 クラシック音楽に限る。(ポピュラーは除く)なお、申請時の演奏曲は本演奏会に発表する曲目となります。
※演奏曲目に関して不明な点がある場合はお問い合わせください。
演奏時間 (1)ピアノ、管楽器、弦楽器、打楽器、箏・尺八・三味線音楽(長唄、常磐津、清元等)・能………7分以上13分以内
(2)声楽………5分以上13分以内
※演奏時間は演奏開始から演奏終了までとし、曲間・楽章間の時間を含む。
演奏方法
  • 演奏は独奏又は独唱とします。
  • 演奏曲目が複数又は多楽章の場合の演奏順番は自由とします。
  • 伴奏を必要とする場合は伴奏者を同伴し、原則として、本演奏会も同一伴奏者とします。
合格発表 2019年6月24日(月)
※当財団ホームページで発表します。
参加費 5,000円(選考委員の講評と録音CDの希望者宛に送付)
※参加費は事前振込となります。(振込手数料は出演者負担)振込方法に関しては、申込書が届き次第事務局より連絡します。
申込方法 所定の申込用紙に必要事項を記入のうえ、下記申込先にご郵送ください。
※申込書や詳細はホームページをご参照ください。
 茨城県新人演奏会募集案内ページ http://icf4717.or.jp/newartist/
本演奏会 2019年9月29日(日)
出場者 公開オーディション合格者(各部門合わせて15名程度)
演奏曲目 応募申請した演奏曲目と同一とします。
表彰
  • 出場者の中から演奏が優秀な者に対し、茨城県新人賞及び奨励賞を選考により授与します。
  • 茨城県新人賞は2名以内とし、奨励賞を1名とします。ただし、適格者がいない場合は、この限りではありません。
  • 茨城県新人賞受賞者に奨金30万円と記念品を授与します。また奨励賞受賞者に奨金5万円と記念品を授与します。
  • 観客の投票により、票数の最も多かった出場者に聴衆賞として記念品を授与します。
副賞 茨城県新人賞及び奨励賞受賞者は、茨城県新人演奏会受賞者コンサート等へ出場する権利を得ます。
申込・問合せ先 (公財)いばらき文化振興財団 新人演奏会事務局(県民文化センター内) 〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保697 TEL:029-241-1166
FAX:029-244-4747
第45回茨城県新人演奏会 公開オーディション

都心で働くだけじゃもったいない!働く大人の音楽を始めたい気持ちをとことん応援!

ヤマノミュージックサロン大手町

「ヤマノミュージックサロン大手町」が大手町駅直結の商業施設「東京サンケイビル メトロスクエア」6Fに移転、装いも新たにリニューアルオープンします。

これまで東京駅周辺に勤務するOL、サラリーマンに愛される大人の音楽教室として営業を続けてきた「ヤマノミュージックサロン東京」が装いをあらたに、より便利になりました。
新しい年に、新しい教室で、新しく楽器を始めてみませんか?

● 詳しくはこちらから →https://www.yamano-music.co.jp/lesson/school/tokyo/topics/detail/102459202449155

ブルーノートレーベルの名曲を集めたオリジナルアルバム発売!

ヤマノミュージックサロン大手町

山野楽器より、“GINZA”シリーズ第8、9弾として、『GINZA×Blue Note Pianists』、『GINZA×Blue Note Standards』の2タイトルが2018年11月28日(水)に発売されました。

銀座で長年、音楽専門店を営んできた山野楽器が、”銀座”をテーマに選曲からブックレット、ジャケットデザインなど細部までこだわって制作したオリジナルアルバム。 「ピアノ」と「スタンダード」をテーマにしたアルバムは、ジャズ入門者から、ジャズファンや大人の音楽ファンまで幅広く楽しむことができます。

● 詳しくはこちらから →https://bit.ly/2Din1th

これまでに全国各地で演奏会を開催してきている東京音楽大学シンフォニーオーケストラは、来る12月9日に福井県で演奏会を開催します。

広上淳一指揮、第34回日本管打楽器コンクール第1位受賞・現在東京音楽大学4年に在学中の吉永優香を打楽器協奏曲のソリストとし、白熱の演奏を披露します。

日時 2018年12月9日(日)14:00開演(13:15開場)
場所 ハーモニーホールふくい大ホール
料金 1,000円(学生割引有)
出演 指揮/広上淳一
打楽器/吉永優香
演奏/東京音楽大学シンフォニーオーケストラ
曲目 W.A.モーツァルト/交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」K.385
A.ジョリヴェ/打楽器協奏曲
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
主催 (公財)福井県文化振興事業団

● 詳細はこちら →https://www.hhf.jp/files/uploads/1209TCM.pdf

● 東京音楽大学の各種演奏会・コンサート情報はこちらから →http://www.tokyo-ondai.ac.jp/concert/index.html

東京音楽大学創立111周年を記念して、東京音楽大学シンフォニーオーケストラ定期演奏会が下記のように開催されます。

広上淳一指揮、第34回日本管打楽器コンクール第1位受賞・現在4年に在学中の吉永優香を打楽器協奏曲のソリストとし、授業で練習してきたことの集大成としての演奏を披露します。

日時 2018年12月12日(水)19:00開演(18:30開場)
場所 東京芸術劇場コンサートホール
料金 1,500円
出演 指揮/広上淳一
打楽器/吉永優香
演奏/東京音楽大学シンフォニーオーケストラ
曲目 W.A.モーツァルト/交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」K.385
A.ジョリヴェ/打楽器協奏曲
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
主催 (公財)福井県文化振興事業団

● 詳細はこちら →http://www.tokyo-ondai.ac.jp/concert/shousai/pdf/2018_12_12.pdf

マイルをためて、商品の割引や店内スタジオ利用料金無料などの特典も!

ヤマノミュージックサロン大手町

村楽器の公式アプリ「島村楽器モバイル」が、11月1日(木)より全国の店舗で利用可能となりました。

店舗検索、オンラインストア、商品・サービス・イベントに関するお知らせなど、使える情報が盛りだくさん。また島村楽器会員証の「メンバーシップカード」の機能も備えているので、メーカー保証終了後であっても通常料金より割引価格にて修理・調整を行えたり、イベントに会員料金で参加できるなど、複数の特典を受けられます。

そして更に「音マイレージ」でマイルを貯めてアプリ内でクーポンに交換すると、商品の割引や、店内スタジオ利用料金が無料になるサービスなどもあります。

● 詳しくはこちらから →https://www.shimamura.co.jp/p/official-apps/index.html